1. CVSを使用するユーザ用のグループを作成する
まず、CVSを使うユーザ用のグループを作成します。rootユーザで次のコマンドを実行します。
#groupadd cvsuser
#vigrコマンドで/etc/grouopにcvsuserというグループが追加されたことを確認します。
2. CVS管理用のユーザを作成
rootユーザで次のコマンドを実行し、CVSの管理者用のユーザを作成します。
#useradd cvsadmin -g cvsuser
#vipwコマンドで/etc/passwdにcvsadminというユーザが追加されたことを確認します。
3. CVSのレポジトリを作る
3.1. レポジトリを置くディレクトリを作成
rootユーザでレポジトリを置くディレクトリを作成します。ここではルートディレクトリの直下にcvsというディレクトリを作成しています。
#mkdir /cvs
3.2. レポジトリ用のディレクトリを作成
3.1で作成したディレクトリの下にレポジトリ(CVSROOT)となるディレクトリを作成します。ここではwatashitekiというディレクトリを作成しています。レポジトリ以下のディレクトリは、cvsuserグループに所属しているユーザが書き込みできるように、グループに書き込み権限をつけておきます。
#cd /cvs #mkdir watashiteki #chown cvsadmin:cvsuser watashiteki #chmod 775 watashiteki
3.3 レポジトリを初期化
cvsadminユーザでcvs initコマンドを実行し、レポジトリを初期化します。
$su - cvsadmin password: $cvs -d /cvs/watashiteki/ init
/cvs/watashitekiの下に"CVSROOT"ディレクトリができます。これはCVSのバージョン管理用のディレクトリで、普段は意識する必要はありません。(触ってはいけません。)
4. ソースを用意
ここでは既に初期バージョン用のソースファイルが用意されていることを想定して、そのファイルをバージョン管理に追加することとします。
適当なディレクトリ(例えば/home/username/tmp)に、CVSで管理したいファイル(ディレクトリ構造)を用意します。そして用意したディレクトリに移動し、cvs importコマンドを実行します。この作業はディレクトリを用意した個々のユーザアカウントで行います。
$cd /home/cvsadmin/tmp $cvs -d /cvs/watashiteki import -m "Initial creation." . maplesoft creation
cvs importコマンドにはいろいろなオプションがありますが、ここではの次の書式を使っています。
$cvs -d [レポジトリのパス] import -m [コメント] [ディレクトリ] [ベンダー名] [初期バージョンのタグ]
/cvs/maplesoft以下に、/home/cvs/admin/tmp以下のファイルがimportされ、/cvs/maplesoft以下のファイル名に",v"がついていることを確認します。",v"が付いているファイルは、バージョン管理されていることになります。
正しくimportされたことが確認できれば、元のディレクトリは削除してかまいません。
$rm -rf /home/cvsadmin/tmp
以上でサーバ側の初期設定が完了しました。一度ここまでやってしまえば、後からファイルを追加したり削除したりする作業はクライアント編でご紹介するクライアント(eclipse)側からGUIで行えるので、shellからcvsコマンドを実行する必要はなくなります。





