2010年 5月 06日(木曜日) 21:53

ソフトウェアの受託開発に関わる印紙税

ソフトウェアの開発を事業として行う場合、知っておかなければならない法律の一つが、「印紙税法」です。

(課税物件)
第二条  別表第一の課税物件の欄に掲げる文書には、この法律により、印紙税を課する。

(納税義務者)
第三条  別表第一の課税物件の欄に掲げる文書のうち、第五条の規定により印紙税を課さないものとされる文書以外の文書(以下「課税文書」という。)の作成者は、その作成した課税文書につき、印紙税を納める義務がある。
2  一の課税文書を二以上の者が共同して作成した場合には、当該二以上の者は、その作成した課税文書につき、連帯して印紙税を納める義務がある。

 

ソフトウェアの受託開発の契約書は、印紙税法上は別表第一課税物件表の2号、「請負に関する契約書」に該当します。1万円以上は課税対象となります。

1万円未満 非課税
100万円以下 200円
100万円を超え200万円以下 400円
200万円を超え300万円以下 1千円
300万円を超え500万円以下 2千円
500万円を超え1千万円以下 1万円
1千万円を超え5千万円以下 2万円
5千万円を超え1億円以下 6万円
1億円を超え5億円以下 10万円
5億円を超え10億円以下 20万円
10億円を超え50億円以下 40万円
50億円を超えるもの 60万円
契約金額の記載のないもの 200円

 

また、領収証は17号「売上代金に係る金銭又は有価証券の受取書」に該当します。3万円以上が課税対象となります。

3万円未満 非課税
100万円以下 200円
100万円を超え200万円以下 400円
200万円を超え300万円以下 600円
300万円を超え500万円以下 1千円
500万円を超え1千万円以下 2千円
1千万円を超え2千万円以下 4千円
2千万円を超え3千万円以下 6千円
3千万円を超え5千万円以下 1万円
5千万円を超え1億円以下 2万円
1億円を超え2億円以下 4万円
2億円を超え3億円以下 6万円
3億円を超え5億円以下 10万円
5億円を超え10億円以下 15万円
10億円を超えるもの 20万円
受取金額の記載のないもの 200円
営業に関しないもの 非課税

 

印紙はコンビニや郵便局などで売っています。書類の署名のあたりに該当する金額分だけ貼って、割り印で消印します。

 

故意に印紙を貼らないと、第22条により罰せられる可能性がありますので注意が必要です。

第二十二条  次の各号の一に該当する者は、一年以下の懲役若しくは二十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一  偽りその他不正の行為により印紙税を免れ、又は免れようとした者
二  偽りその他不正の行為により第十四条第一項の規定による還付を受け、又は受けようとした者

 

※私は法律の専門家ではないので内容は保証しかねます。また、上記条文や金額などは平成21年4月1日現在法令のものです。最新の情報は国税庁のホームページなどでご確認ください。

最終更新日: 2011年 6月 27日(月曜日) 01:52
くらち たかよし

くらち たかよし

モバイル・Webアプリ作家。最近は主にiPhoneアプリ制作を手がける。企画から、UIデザイン、設計、実装、テスト、多言語対応、ユーザーサポートまでを1人〜数人の個人で行う全人的開発手法の確立を目指している。

使う言語はObjective-C, C++, C#, Java, PHPなど。Web関連で使うものはCakePHP, MySQL, Joomla! CMSなど。デザインはシロウトながらPhotoshopとIllustratorをなんとかがんばって使う。

場所や時間に縛られない、インターネット時代の新しい働き方、自由な生き方を模索中。海外移住、低予算&低リスク起業、キャリアデザイン、心理学などにも興味あり。

Web: awaresoft.jp/